日本を代表するホテル「帝国ホテル 東京」のタワー館が、いよいよ大きく生まれ変わろうとしています✨ 2024年6月30日にタワー館が営業を終了してから、建て替えプロジェクトの行方が気になっている方も多いのではないでしょうか。
2026年現在、帝国ホテルは東京の建て替えだけでなく、京都・祇園に「帝国ホテル 京都」を新規開業するなど、まさに「第二の創業期」を迎えています🏨
この記事では、帝国ホテルタワー館の2026年時点での最新状況や、新タワー館・新本館の完成予定スケジュール、周辺の大規模再開発の情報まで、気になるポイントをまるっとお伝えしていきますね。
帝国ホテルタワー館とは?その歴史と2024年の営業終了まで
まずは「帝国ホテルタワー館って、そもそもどんな建物だったの?」という方のために、簡単に歴史を振り返ってみましょう。
帝国ホテル 東京は1890年(明治23年)に、海外からの賓客をもてなす「日本の迎賓館」として、東京・日比谷の地に誕生しました。130年を超える歴史の中で2度の建て替えを経験しており、現在の本館(3代目)は1970年に竣工して以来、50年以上にわたって多くのゲストを迎え入れてきたのです。
そして、その本館に隣接する形で1983年に開業したのが「タワー館(インペリアルタワー)」でした。地上31階、高さ約130メートルの建物は、当時としては画期的な、ホテル・オフィス・商業施設を兼ね備えた日本初の複合ビルとして注目を集めました✨ 1階から4階は商業施設「帝国ホテルプラザ 東京」、5階から18階はオフィスフロア、20階から31階がホテル客室やサービスアパートメントという構成で、ビジネスにも観光にも便利な施設として長年親しまれてきたのです。
しかし、開業から約40年が経過し老朽化が進んだことや、世界的なラグジュアリーホテルとの競争が激化する中で、帝国ホテルはブランド力をさらに高めるために建て替えを決断しました。2024年3月末にはテナントレストランや商業施設「帝国ホテルプラザ」が閉館し、2024年6月30日にはホテル事業も営業を終了。約40年にわたる歴史に、いったん幕を下ろしたのです。
ただし、内幸町一丁目街区全体の再開発計画の進捗を踏まえ、タワー館の客室の一部と宴会場「光の間」については、解体工事着工までの間、暫定的に営業が継続されることになりました。プールやサウナも同様に、解体着工のタイミングまで利用できるという形をとっています。帝国ホテルならではの「おもてなしを途切れさせない」という姿勢が感じられますよね。
2026年現在の帝国ホテルタワー館はどうなっている?最新状況を解説
「タワー館の解体はもう始まっているの?」「今はどんな状況なの?」と気になっている方も多いと思います。ここでは、2026年時点の最新情報をお伝えしますね。
タワー館の解体着工は「再検討中」
当初の計画では、タワー館の解体工事は2024年度に着工する予定でした。しかし、帝国ホテルが2025年5月に公表した「2025年3月期決算説明資料」によると、内幸町一丁目街区全体の再開発計画の進捗状況を踏まえて、解体着手の時期を再検討しているとのことです。
帝国ホテルの統合報告書(2025年10月発行)でも、「建築市況など外部要因の影響が拡がる中で、街区全体の再開発計画との調整の必要性が生じている」と言及されており、またホテル部門の営業が好調に推移していることから、現タワー館を2024年6月に閉館・営業停止する予定を変更し、客室の一部や宴会場について暫定営業を継続している状況です。
つまり2026年3月の時点では、タワー館の建物自体はまだ残っており、一部の施設は暫定的に使われているという状態なのです。解体のスケジュールは今後の街区全体の再開発計画と連動して決まっていくことになりますので、最新の情報は帝国ホテルの公式サイトをこまめにチェックしておくことをおすすめします📱
本館は変わらず営業継続中
タワー館が営業を縮小している一方で、本館は引き続き通常通り営業を続けています。本館は7階から12階が一般客室、14階から16階が特別階の「インペリアルフロア」となっており、帝国ホテルらしい格式高いおもてなしを変わらず楽しむことができます。
楽天トラベルをはじめとする各旅行予約サイトでも、帝国ホテル東京の本館宿泊プランが販売されていますので、建て替え前の現在の帝国ホテルに泊まれる貴重な時期を楽しんでみてはいかがでしょうか。2025年に開業135周年を迎えた記念の特別宿泊プランなども用意されていますよ。
本館についても、新本館が完成して開業するまでは営業が続きます。新本館の完成は2036年度の予定ですので、まだまだ現在の本館を楽しめる期間は残されています。ただし、客室の規模が縮小している期間ですので、予約はお早めに押さえておくのが安心ですね🙌
新タワー館(ノースタワー)の全貌!2030年度完成予定の超高層ビル
いよいよ気になる、新しいタワー館の概要をご紹介していきます。現在のタワー館が生まれ変わった姿は、想像以上にスケールが大きいものになりそうですよ✨
地上46階・高さ約230メートルの新ランドマーク
新タワー館は「ノースタワー」と呼ばれ、現在のタワー館の跡地に建設される予定です。帝国ホテルと三井不動産が共同で開発を手がけ、地上46階、地下4階、高さ約230メートルという超高層ビルになります。現在のタワー館が地上31階・高さ約130メートルでしたから、高さもフロア数も大幅にスケールアップすることがわかりますよね。延床面積も約27万平方メートルと、現在とは比較にならないほどの規模です。
注目すべきは、新タワー館の用途が現在とは大きく変わるという点です。現在はホテル客室が中心でしたが、新タワー館にはオフィス、商業施設、サービスアパートメント、そして新たに賃貸住宅が整備される予定となっています。「日比谷に住まう」というコンセプトのもと、帝国ホテルのサービスを身近に感じながら暮らせるレジデンスが誕生するのは、とても魅力的ですよね🏙️
新タワー館の完成は2030年度が予定されていますが、前述の通り解体着工のスケジュールが再検討されていることから、今後の進捗状況によっては調整が入る可能性もあります。
帝国ホテルの不動産戦略が変わる
新タワー館が「オフィス・賃貸住宅中心」に変わるのには、帝国ホテルの経営戦略が大きく関係しています。帝国ホテルの「中長期経営計画2036」では、ホテル部門の収益だけに頼るのではなく、不動産部門を強化して安定的な収益基盤を築くことが目標に掲げられています。
実際、新型コロナウイルスの影響でホテル業界全体の収益が大きく変動した経験から、不動産賃貸収入の重要性が再認識されたのです。新タワー館では、都心の一等地にオフィスとレジデンスを整備することで、ホテル事業とは異なる安定収益を確保する計画です。
宿泊施設としての帝国ホテルのブランドは、隣接して建設される新本館に集約されるため、ホテルとしてのサービスクオリティが下がるわけではありません。むしろ、ホテル機能を新本館に集中させることで、より上質な滞在体験を提供する狙いがあるのです。
新本館は2036年度完成!「東洋の宝石」がコンセプトの4代目本館
帝国ホテルファンにとって最も注目度が高いのが、新本館の建設計画ではないでしょうか。ここでは、4代目となる新しい本館について詳しくお伝えしていきますね。
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建築家・田根剛氏が手がけるデザイン
新本館のデザインアーキテクトには、フランス在住の日本人建築家・田根剛氏が起用されています。田根氏は「エストニア国立博物館」や「弘前れんが倉庫美術館」などの設計で国際的に高い評価を受けている建築家です。
コンセプトは「東洋の宝石」。この言葉は、かつてフランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル2代目本館(通称「ライト館」)を形容する際に用いられた表現です。明るいベージュトーンを基調に、賓客を迎え入れる「宮殿」の構えと、人類の進歩の証である「塔」を融合させたデザインが特徴的で、首都の中心に燦然と輝く新しい帝国ホテルの姿が描かれています。
田根氏は自身の建築アプローチを「考古学的リサーチ」と表現しており、帝国ホテルの130年を超える歴史や文化を丹念に調査・研究した上で、その記憶を未来へとつなげるデザインを生み出しています。ライト館が世界中の人々を魅了した輝きを、現代の技術と感性で受け継ぐ——そんな壮大な物語が、新本館には込められているのです✨
新本館の規模とスケジュール
新本館は地上29階、地下4階、高さ約145メートルの建物として計画されています。延床面積は約15万平方メートルで、従来通りホテルの客室と宴会場が整備されます。帝国ホテルの「顔」として、国内外の賓客をもてなすグランドホテルとしての機能が集約される形です。
建て替えスケジュールとしては、現在の本館の解体着工が2031年度、新本館の完成が2036年度の予定です。現在の本館は、新本館が完成して開業するまで営業を継続する計画になっていますので、「本館に泊まれなくなる期間」が生じないよう配慮されています。
この本館の建て替え期間中(2031年度〜2036年度)は、先に完成する新タワー館(ノースタワー)や、隣接する中地区の「セントラルタワー」に整備される宴会場や新ブランドのホテルで営業を継続し、帝国ホテルのサービスが途切れないように計画されています。「建て替え中も休まない」という帝国ホテルの覚悟が伝わってきますよね。
周辺再開発の全体像|内幸町一丁目街区と日比谷エリアの未来
帝国ホテルのタワー館建て替えは、実はもっと大きなプロジェクトの一部なんです。ここでは、日比谷エリア全体がどのように変わっていくのかをお伝えします。
都心最大級の再開発プロジェクトの概要
帝国ホテルの建て替えは、帝国ホテル、三井不動産、NTT都市開発など10社が参画する「内幸町一丁目街区開発プロジェクト」の一環として進められています。このプロジェクトは「TOKYO CROSS PARK構想」と名付けられ、延床面積約110万平方メートルという都心最大級の大規模再開発です。
街区は北地区・中地区・南地区の3つに分かれており、帝国ホテルの新本館と新タワー館(ノースタワー)は北地区に位置しています。中地区には「セントラルタワー」(地上46階、高さ約230メートル)が建設され、その高層階にはNTT都市開発と帝国ホテルが共同で運営する100室規模のスモールラグジュアリーホテルが入る予定です。南地区にはオフィスや商業施設を備えた「サウスタワー」が計画されています。
2026年2月には、中地区の工事が本格的に進行しており、南地区の建物も2029年の完成を目指して建設が進んでいます。日比谷公園と一体となった道路上空公園の整備も計画されており、駅・まち・公園がシームレスにつながる、新しい都市空間が生まれようとしているのです🌿
日比谷公園との一体化で生まれる新しい都市体験
このプロジェクトの大きな特徴は、日比谷公園との一体化を目指している点です。現在は大きな道路で分断されている帝国ホテル周辺と日比谷公園をつなぐ道路上空公園が整備される予定で、緑あふれる歩行者空間が生まれます。
帝国ホテルに滞在するゲストにとっても、公園と街が融合した開放的な環境は大きな魅力になるはずです。ホテルの窓から日比谷公園の豊かな緑を眺め、散策に出かければすぐに公園に足を運べる——そんな贅沢な都市体験が待っています。
全体の完成は2037年度以降を予定しており、まだまだ先の話ではありますが、東京の中心部が劇的に変わる一大プロジェクトとして、今後も目が離せません。
2026年3月開業!「帝国ホテル 京都」も要チェック
帝国ホテルの2026年といえば、もうひとつ大きなニュースがあります。それが、2026年3月5日に開業した「帝国ホテル 京都」です🎊
30年ぶりの新規開業は祇園の中心地
帝国ホテル 京都は、1996年の帝国ホテル大阪以来、実に30年ぶりとなる新規開業です。場所は京都・祇園の中心地にあり、国の登録有形文化財に指定されている「弥栄会館」の建築意匠を継承したホテルとなっています。
客室は55室で、レストラン、バー、ウェルネス施設(スパ、プール、フィットネスジム)を備えたスモールラグジュアリーホテルです。最高級スイートの宿泊料金は1泊300万円(税サ込、宿泊税別)とも報じられており、帝国ホテルのブランド力を最大限に活かした施設になっています。
内装デザインは建築設計事務所・新素材研究所の榊田倫之氏が手がけており、弥栄会館の歴史を尊重しながらも、現代的な快適さと美しさを兼ね備えた空間が創り出されています。
東京の建て替え期間中の収益を支える存在
帝国ホテル 京都は、東京の建て替えプロジェクトが進行する中で、帝国ホテルグループの収益とブランドを支える重要な存在として位置づけられています。東京の営業規模が縮小する期間において、京都拠点が新たな収益源となり、帝国ホテルの「おもてなし」を体験できる場を維持する役割を担っているのです。
帝国ホテル 東京の建て替え完了を待たずに、帝国ホテルの世界観に触れたいという方は、ぜひ京都を訪れてみてはいかがでしょうか。祇園の風情とともに、帝国ホテルならではの至高のサービスを堪能できますよ🌸
帝国ホテル東京の建て替えスケジュールまとめ|今後の流れを時系列で確認
ここまでお伝えしてきた情報を整理して、帝国ホテル東京の建て替えに関するスケジュールを時系列で確認しておきましょう。
全体スケジュールの流れ
帝国ホテル東京の建て替えは、大きく2つのフェーズに分けて進められます。
第1期工事は、現在のタワー館を解体して「ノースタワー(新タワー館)」を建設する工程です。当初は2024年度に解体着工、2030年度に完成する予定でした。ただし2026年現在、内幸町一丁目街区全体の再開発計画との調整のため、解体着手の時期は再検討されています。完成予定の2030年度についても、今後の進捗次第で変更される可能性があります。
第2期工事は、現在の本館を解体して「新本館」を建設する工程です。こちらは2031年度に解体着工、2036年度に完成する予定となっています。現在の本館は新本館が完成・開業するまで営業を継続するため、帝国ホテルの宿泊サービスが完全に途切れることはありません。
また、中地区に建設される「セントラルタワー」は2029年度に完成予定で、ここにはスモールラグジュアリーホテルと宴会場が整備されます。本館の建て替え期間中は、このセントラルタワーが帝国ホテルの宴会やホテル機能の一部を担います。
今泊まるなら?おすすめの楽しみ方
2026年現在、帝国ホテル東京の本館はまだ営業中です。現在の3代目本館が解体されるのは2031年度以降ですので、まだ5年ほどの猶予があります。とはいえ、帝国ホテルの伝統的な客室や空間を楽しめるのは今のうち。特にインペリアルフロア(14〜16階)の特別階は、帝国ホテルの真髄を味わえる特別な空間ですので、ぜひ一度は体験してみてほしいです。
また、帝国ホテルといえば朝食のバイキングや、伝統のフランス料理、パンケーキなどのグルメも魅力のひとつ。建て替え後には館内のレストラン構成も変わる可能性がありますので、今だからこそ楽しめる味を堪能しておくのもおすすめです🍽️
まとめ|帝国ホテルタワー2026年以降の未来に注目
帝国ホテルタワー館の建て替えは、単なるホテルの改装にとどまらない、東京の都市景観を一変させるスケールの壮大なプロジェクトです。
2026年現在のポイントを改めて整理すると、タワー館は2024年6月に主要な営業を終了していますが、一部は暫定的に営業を継続中。解体着工のスケジュールは街区全体の再開発計画と連動して再検討されている状況です。新タワー館(ノースタワー)は地上46階・高さ約230メートルの超高層ビルとして2030年度の完成が予定されており、新本館は建築家・田根剛氏による「東洋の宝石」のコンセプトのもと2036年度の完成を目指しています。
そして2026年3月には、30年ぶりの新規開業となる「帝国ホテル 京都」が祇園にオープンし、帝国ホテルグループは新たなステージへと歩み出しています。
東京の建て替えが完了する2036年度、さらには周辺エリアの再開発がすべて完了する2037年度以降には、日比谷公園と一体化した美しい都市空間の中に、新しい帝国ホテルが燦然と輝いている姿が見られるはずです✨ 130年以上の歴史を受け継ぎながら、未来へと進化する帝国ホテルの行方に、これからも注目していきたいですね。
今の帝国ホテルに泊まれるのは、実はとても貴重なこと。建て替え前の本館に宿泊して、帝国ホテルの歴史と伝統を肌で感じてみてはいかがでしょうか?


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